ドキドキの23歳。

  1. 2005年 23歳。

前回の続きはこちら→『自由の国

 

さてさて、
アメリカでの思い出話をいくつか。

ある日、Janetが『Yuhei, パトカーに乗りたい?』と聞いてきたので『イエス、イエス(基本的にはイエスしか言えませんので)』と言っておいたところ、
後日なんとなんとパトカーに乗ることになったのです。

ミネソタでは一般人がパトカーの助手席に乗って警察官と一緒にパトロールできる制度があるらしい、かもしれない、ような気がするのです。(英語力に自信がないため断言できない、ような気がするのです。)

そしてそして、Janetのお兄さんのJohnは警察官で彼の運転するパトカーに乗って夜のミネソタをパトロールするのでありました。

パトカーの中にはちっこいノートパソコンのようなものが設置されていて、前を走る車の速度が表示されたり、なんやかんや表示されたり(何が表示されてたんでしょうか??)と、とにかくすごくお利口さんだったのです。

Johnと雑談(僕は『イエス、イエス』が9割)しながら怪しげな何かしらがないかを探すのです。
そんなこんなをしていると、突然無線が喋りだしたました!!
何を言ってるのかはまっっっっったくわかりませんが、Johnはサイレンを鳴らしパトカーをびゅーーーーーんと走らせます。

そして現場に着くと『絶対にパトカーから出るな。ロックを外すなよ。』と言い残し僕はパトカーに置いてけぼりにされるわけです。

 

えーーーーーーっっと、、、
それはそれはドッキドキです。

治安があまり良くない地域、というのは理解できたのですが、
その他一切の情報はさっぱり理解できなかったので、何が何やらよくわからぬままパトカーの中でずーーーっっとJohnの帰りを待つのです。

十数分かそれくらい、どきどきどきどきしながら待っているとJohnが戻ってきて何やら説明をしてくれたのですが、
英語が理解できなかったのか、僕の脳細胞が記憶していないのか、、、
確かケンカだかそんなんだった気がします。

その他にも住民からの苦情やら何やらがあったり、数時間のパトロールで4回くらいサイレンを鳴らして急行しました。

で、、、パトロールの後に警察署に戻ってこれで終了、かと思いきや!!
なんとなんと警察署の射撃練習場でちょっと撃っちゃおうか、ということに!!
自分の人生で『バキューーーーーン!!』とすることになるとは、、、しかも警察署で。

オートマ式のやつと、レボルバー式のやつと、(あまり詳しくわかってませんが。。。)
とにかく2種類のピストルで的を狙って撃つんですが、結構当たるんです。
肩をぐぐっと構えるのですよ。

とにかくすんごい楽しかったのです。

 

警察体験の数日後、
『スノーボードに行くよ!!』と言われまして、
『おっっ!!』っと思いつつ『なぬっ!!』と思いつつ、複雑な心境。

スノーボードは好きなのですが、
1年前に膝を怪我しまして(左膝の呪い)、
お医者さんから『スノーボードはやっちゃダメ!』と言われておりまして、、、
どうしたものかと思ったのですが、
万が一怪我をしたとしたら、、、

 

『パトカーと救急車の二冠王!!』

 

このフレーズが背中を後押ししました。

結局のところ、ご期待に沿えるような面白エピソードもなく普通に滑っただけでした。
強いて言うなら、スキーウェアなどは着なくてジーパンにコートという格好で滑ったことくらい。
『サラサラの雪&極寒』は意外と濡れないみたいです。

 

そしてそして、
もう一つのビッグイベント。

『ミネソタからフロリダに行く』

当時、従姉妹がフロリダに住んでおりまして、
当初はフロリダ行きは予定してなかったんですが、
せっかくアメリカまで来たわけやしちょっと会いに行ってみよかなぁ、と軽い気持ちで決めJanetに相談しましたところ、
『お金がないならグレイハウンドで行くのがいいよー』とのことでグレイハウンドなるもので『ミネソタ〜フロリダ』を往復で予約しました。

『グレイハウンド』
ご存知の方も多いとは思いますが、当時の僕は知りませんでした。

『グレイハウンドバス』というともう少しわかりやすいですね。
『バス』です。
そしてアメリカ合衆国の地図を見てみると、
ミネソタは一番北側にありフロリダは一番南側にあるわけです。

すなわち、、、

『アメリカ縦断バスの旅』

タイトルをつけると心躍る素敵な旅に聞こえますが、

実際のところは、

『安いバスに乗ってミネソタからフロリダまで片道38時間くらい、往復だと76時間くらいの旅』

となるわけです。

安いバスだけあって座席も広くありません。
普通の4列シートのバスです。
しかもそこそこ混み合っていてほぼ隣に誰か座ってるわけでして、

時には僕の5倍くらいのデカさの黒人さんが座ったりするんですが、そうすると必然的に黒人さんは席からはみ出して僕の領土に進入してきます。
もちろん僕は自分の領土を死守する勇気もなく、押されるがままに端へ端へと追いやられるわけでして、結局自分の領土の半分くらいのスペースですごく小さくなりながら数時間過ごしたり、

そして何よりミネソタ〜フロリダまで直通で行けるわけではないので途中で3回くらい乗り換えがあるのです。

『ちゃんと乗り換えできるのか?無事フロリダまで行けるのか?』

とにかく往路は緊張しっぱなし。

片道38時間と言っても38時間バス移動があるわけではなく、バス停で数時間待機とかがあるのですが、これもなかなかしんどいものなのです。

シカゴのバス停で数時間というのがあったので、『シカゴに着いたら街中をちょっとぷらぷらしてみよう』と思ってたのですが、
実際着いたシカゴのバス停は倉庫街の外れみたいなところでした。

もちろん僕はバス停から一歩たりとも出ることはできませんでした。。。

他にも色々ありまして、
バスの走行中、夜中の2時くらい、乗り換えまでもしばらくあるので寝ていたわけですが、
いきなり運転手さんに叩き起こされまして、

『起きろ!バスから降りろ!』

と言われるのです。
乗り換えまでしばらくあるし『ノー、ノー。』と言っても『とにかく降りろ!』と。

わけもわからず、とにかく降りてドキドキしながらそのバス停で待って、待って、待って、
2時間くらい待って、

『さっき降りた同じバスに乗り込んで出発』という。

今だにあれは何やったのかわかりません。。。

そんなこんなでドキドキしっぱなしでしたが無事フロリダまで着きまして、
従姉妹に会えまして、
ディズニーワールドに行ったり、
ワニがうじゃうじゃいる池みたいなところをボートでグルグルしたり、
ちょっとの散歩のつもりで森に入ったものの自分がどっちから来たのかわならなくなりドキドキしたり、

そんなこんなでフロリダで3日ほど滞在して、

そしてまたグレイハウンドに乗ってミネソタまで帰るのです(笑)

しかしですね、
さすがに2回目となると少し慣れてるもので、帰りはずっとバスの中で寝ておりまして、そこまでしんどくも感じなかったのです。

帰りのバスでひとつ思ったこと。

片道38時間ともなると、
あと10時間でミネソタに着く、というところまで戻ってくると、

『あーー、、もうすぐ着くなぁぁ』

と思うようになるのです。

 

そんな感じでアメリカでの2ヶ月半が終わりました。

 

あとは飛行機に乗って日本に帰るだけ。
なのですが、最後におまけがありました。

 

ミネソタ→ダラス→関空で帰るのですが、
ダラスの空港で『おーーーい!』と声をかけられまして、
なんとなんと行きの飛行機で席が隣やったFくんだったのです!

Fくんは半年ほどNYに滞在する予定だったのを(何故だか忘れましたが)変更して帰国することになったらしく、
またまた、たまたま、同じ飛行機に乗って日本に帰るという、、、

偶然ってあるものなんですね、というお話。

つづく。

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