ようやくニュージーランド、始まり始まり。

2006年 23歳。

前回の続きはこちら→『ドキドキの23歳

 
 
さてさて、
2005年末にミネソタから帰国しまして、
2006年となりました。

とうとうニュージーランドへ旅立つ季節でございます。

ニュージーランドという国は日本と同じ島国で北島・南島に分かれております。
南半球にあるので北島が暖かく、南島が寒いのです。
日本からニュージーランドに向かうには北島のオークランドか南島のクライストチャーチから入るのですが、
『地球の歩き方』でお勉強しましたところどうやら僕には南島がむいてるようなのです。

南島はとにかく風光明媚な自然がいっぱいなのです!!

そんなわけでまずはクライストチャーチに入って、そこで2〜3ヶ月アルバイトでもしつつ生活に慣らして、、、と考えておりました。
 
 
 

ワーキングホリデー(ワーホリ)のビザも取得して、WWOOF(説明はまた後日)にも登録をして、飛行機のチケットも取って、
出国まで2週間くらいの時期です。
 
 
 

突然見知らぬ人からのEメール。
 
 
 

開いてみると、
イビサスモークレストランで一緒に働いていたKちゃんのお友達のYさんでした。

Yさんはクライストチャーチ在住でガーディアン(留学生などの保護者代わりを務めるお仕事)をしていて、
『何か力になれることがあったら言ってねー』ということでした。

色々話してみたところ、『フラットメイト(ルームメイトのことをニュージーランドではこう呼びます。もっと正確に言えばフラットマイト。)を探してあげよう』ということになりました。

シェアルームです。
ひとつの物件に何人かで住むやつです。
これが一番安上がりで生活もしやすいということです。

お金に余裕がなかったのでリーズナブルに暮らせるやつを!とお願いしておいたところ、

数日後、Ian(イアン)という男の人からメールがきました。
ちょこちょこメールのやり取りをしてるとすごく親切そうな感じなのです。
そして、Ianも料理人ということで話も合うのです。

家賃も相場に比べるとお手頃なんですが、
『もうちょっと安くならん??』と聞いてみたところ、
『それじゃぁ、もう1人フラットメイトを入れて3人で住もうか??』と。
 

このあたりから話が若干怪しくなってくるのであります。
 

部屋の間取りは2LDK。
本来は1人1部屋でLDKが共用。
それを3人で住む、とは??
 

話を詳しく聞いてみると、
『もう1人のフラットメイトが1部屋で、俺とお前で1部屋。そうすればお前の家賃は半額になるよ!』とのこと。

そしてそして、極めつけに、
『俺の部屋にはキングサイズのベッドがあるからゆっくり寝れるよ』と。。。
 
 
 

いやいやいや!!

 
 
 
キングサイズか何か知らんけど男とは一緒に寝れん!!と猛反対したところ、

『わかった。。。簡易ベッドを用意しよう』という妥協案がでてきたのです。

 
 

これはかなり怪しいなぁぁ、とYさんにメールの内容を伝えてみたところ、

『絶対にダメっ!!今すぐ断りなさいっ!!』とのこと。

 
 

やっぱり怪しいもんねぇぇ、と思いつつも、
べらぼうに安い家賃と、
そして何より、メールの感じがすごいいい人そうな気がしたのと、
そんなこんなで、

とりあえず、会うだけでも会ってみよかなぁぁぁ、と思うのでした。

Yさんを説得して、
『少しでも身に危険が迫ったら警察に駆け込みます』という誓いを立てて、無事??に部屋が決まったのです。

 
 
 
 
 

そして、、、

2006年2月16日。
24歳になりまして、

2006年2月19日。
出国。

晴れ渡った空の下、ハナレグミを聴きながらニュージーランドへ。

 
 
 

さてさてさて、
飛行機は無事クライストチャーチに着きまして、
入国審査も通過いたしまして、
荷物チェックのお時間です。

ニュージーランドという国には独特の進化を遂げた固有の動植物がたくさんおりまして、
自然を売りにした環境立国でありまして、

すなわち、
荷物チェックが厳しいのです。

外国から虫やら種やらが入って生態系が崩れるのを防ぐためですね。

 
 
そんなこともつゆ知らず、
わたくしはジェンベというアフリカの太鼓を連れてきてしまいました。。。

皮製品やら木製品は良くないらしいのですが、
ジェンベという太鼓、木の胴体にヤギの皮をはってるんですね。

ジェンベはケースに入れて持ってたのですが、
荷物チェックの人に『それは何??』と聞かれて『楽器。』と答えながらケースを渡しましたところ、
ケースを開ける前に、ケースに付いてたドリームキャッチャーの羽根を問答無用で何のためらいもなくブチっっっっとむしり取りあそばされました。

唖然としてる僕にはお構いなしにジェンベを取り出し調べ始めます。
すると、お助け荷物チェックの人まで登場しまして2人掛かりで懐中電灯を照らしながら調べまくるのです。
 
 
 

その間、だいたい15分。。。

 
 
 
ドリームキャッチャーの羽根をむしり取る姿が頭から離れず、ジェンベも破壊されるんじゃなかろうかと、、、
そんな15分が過ぎ去り、

『OK!!』
とのことで、無事太鼓を受け取り入国完了いたしました。
ちなみに『だしの素』を密輸しようとしてそれも一緒にバレちゃったんですけど、そこは全くスルーでした。
 
 
 
そしてそして、
ありがたいことに空港までYさんが迎えに来てくれまして、
車に乗っけてもらって、銀行に行き口座を開設し、
IRD(Inland Revenue Department)なるところへ行きIRDナンバーなるものを申請しました。

IRDナンバーというのは納税者番号のことで、これがないとニュージーランドでは働けないらしいのですが、
正直そんなことは何ひとつ知りませんでした。。。
銀行口座を開設するなんてことも頭になかったし、
そもそも僕の英語力でそんなことが一人でできたのかどうか。

兎にも角にも、
入国してすぐ、訳もわからないままに銀行口座の開設とIRDナンバーの申請が完了(ほとんどやってもらった)したのでした。

 
 
 

さてさて、
なんやかんやが終わったところで、Ianの家に連れて行ってもらいます。
道中、『身に危険を感じたらすぐ逃げる』『警察に連絡』『Yさんに連絡』の誓いを立てまして、そんなこんなでIanの家に着きました。

そこでYさんとはバイバイしてIanとご対面。
見るからに優しそうな殿方です。
想像してたよりずっと年上で40〜45歳くらいでしょうか??
もともとはオーストラリアで暮らしていて軍隊に入ってたらしい。

 
 
 
軍隊っっっっ!?

 
 
 
『身に危険を感じたらすぐ逃げ』れるのかどうか、怪しいもんです。。。
しかも3人で暮らすのにもう1人はその日は不在という。。。

 
 
 
そして、
Ianと一緒に夕食を食べ(何を食べたか忘れましたけど、Ianが作ってくれたような気がします)、

シャワーで身を清め、

お待ちかねの就寝時間となりました。

 
 
 
部屋には約束通りキングサイズのベッドと簡易ベッドがひとつずつ。

ちょっとホッとしたところで、
Ianがゆっくりこちらに向かってきます。

ゆっくりこちらに向かってきます。

ゆっくりこちらに向かってきて、優し〜〜〜く僕を抱きしめました。

優し〜〜〜く僕を抱きしめました。

優し〜〜〜く僕を抱きしめて一言、

 
 
 
 

 

『Good Night』

 
 
 
That’s all !!!
それだけです。

そのまま別々のベッドで寝て無事朝を迎えたのでありました。

その日、
共同生活をする上でのルールを色々教えてもらったのですが、
最後に『寝る前のハグ禁止』を付け加えておきました。
(ハグだけなら問題ない!と言われましたが、そこは改めて付け加えておきました。)

 
 
 
こんな感じでニュージーランド・クライストチャーチでの生活が始まったのでありました。
 
 
 

続く。

 
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